意識高い系必見!「食べられる花」エディブルフラワーって知ってる?

 

 

子どものころ、花の蜜をチューチュー吸ったり、花びらを食べていた経験がある人は多いはずです。

 

ただ、道端に生えている花には毒があることもあるので、食べすぎたり、蜜を吸い過ぎたりすると危険な可能性もあります。また、虫がついていることも多いので衛生的にも見た目的にも、大人になってからでは積極的に蜜を吸ったり花びらを食べたりしなくなるものでしょう。

 

しかし実は、安全に食べられて見目も麗しい「エディブルフラワー」と呼ばれる“花の料理”があるらしいのです。今回の記事では「エディブルフラワーとは何か?」「本当においしいのか?」などをまとめていきたいと思います。

 

エディブルフラワーとは?

 

エディブルフラワー(edible flower)は、直訳すると「食用に適する花」です。観賞用の花をそのまま食べるのではなく、食用に改良した花の事を指します。日本では、約70種類ものエディブルフラワーが生産されているのです。

 

70種類と聞くと、意外と種類があって驚く方も多いとは思いますが、じつは、日本でも花が利用されている料理はたくさんあります。おめでたい席ではサクラの花びらを改良した桜茶が出されたり、食卓にはおひたしや刺身の添え物などとして菊の花を改良した食用菊が並ぶこともあるでしょう。

 

そのくらい食用の花は、ひっそりと日本人の文化に溶け込んでいるのです。

 


引用:https://macaro-ni.jp/53994

 

エディブルフラワーと観賞用の花の違いは?

 

観賞用として育てられている花や道端に生えている花は、種類にもよりますが、やはり甘い蜜やつぼみなどを目当てにして虫が寄り付くので、花自体を美しく保つために農薬が使われます。花屋に並んでいる花は、切り花の鮮度を保つために水の中に薬剤を入れて管理している場合も多いです。

 

では、観賞用と食用の花の大きな違いはなんでしょうか?

 

じつは、観賞用の花は、農薬取締法で“農薬の使用基準”が定められていることに対し、食用の花は、食品衛生法で“残留農薬基準”が定められているというのが大きな違いです。

 

つまり、観賞用の花は食べることを想定されていないので食べてはいけないのに対し、食用の花は食べることを想定して人体への影響を考慮して作られているので、食べても問題がないということになります。

 


引用:https://ediblegarden.flowers/

 

エディブルフラワーを食卓に取り入れる理由

 

「エディブルフラワーは食べても問題ない」と書きましたが、問題ないどころか人間に必要な栄養素が含まれているので、積極的にとりたいものでもあるのです。

 

エディブルフラワーには、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。たとえば、カレンジュラ100g辺りにはAカロチンが9400ug含まれていますし、カーネーションには100g辺りビタミンCが78mg含まれています。

 

トマトは100g辺りAカロチン540ug、ビタミンCが15mgなので、比較すると栄養素が豊富なことが一目瞭然ですね。

 

このことから、エディブルフラワーは、見た目も良いし健康にも良い食品と言えるのです。

 

エディブルフラワーはどんな味?

 

エディブルフラワーと一口に言っても、お花によって食感や味はことなります。私が実際食べたことがあるエディブルフラワーはこのような味がしたので、どんな花を買おうか悩んでいる方は参考にしてくださいね。

 


引用:https://ediblegarden.flowers/

 

パンジー

 

サラダやスイーツなどに使用されることが多い花。味はとくになく、食べやすいし、他の料理の邪魔をしないのでどの料理にも取り入れやすいです。

 

スイートピー

 

フリルのような可愛らしい花を付けるため、ケーキなどの飾りにつけると可愛いです。甘い香りがします。

 

キク

 

少し甘みがあって、お花の素敵な香りがします。天ぷら、お浸し、刺身の付け合わせなどで食べられます。食感は料理によって異なります。

 

マリーゴールド

 

キクと同じような味でした。

 

キンモクセイ

 

砂糖漬けで食べたので、甘かったです。つぼみや、花が咲いたばかりキンモクセイだと香りがより強いとのことでした。

 

ローズマリー

 

ローズマリーは、葉酸やカルノシン酸などの栄養素が含まれるため、美容を維持するためや健康維持対策として昔から使用されていたようです。シソ科なので、清涼感のある香りがします。

 

エディブルフラワーはどこで売ってるの?

 

エディブルフラワーは、意外とたくさんの販売店があります。

 

  • デパ地下
  • 食料品が充実している大型スーパー
  • 高級スーパー
  • 八百屋

 

ただ、必ずどこでも売られているかと言われるとそうでもないので、無駄足を踏みたくない方はネットで注文するのがオススメです。

 

また、エディブルフラワーは自宅で栽培することも可能です。ただ、お店で出しているものは農薬など人体に影響があるものは使用していないので、徹底した管理のもと栽培されます。そのため、自分で育てることはなかなか難しいかもしれません。

 

それでも、エディブルフラワーが気に入って「自宅で育てたい!」という方には、日本切花協会認定の「ハーブ&エディブルフラワーコーディネーター」の資格を取ってみることをオススメします。

 

  • エディブルフラワーの基本知識
  • 栽培法
  • 利用法

 

などの講座で、最短1日で資格がとれてしまうそうですよ。

 

まとめ

 

エディブルフラワーは、見た目も美しく、食事としても嬉しい栄養素が盛りだくさんでした。
綺麗な料理を楽しみたいという方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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