江戸時代から続く上野の老舗、鰻屋一睡亭

京成上野駅から歩いて150メートル程のところにある鰻屋さん、鰻屋一睡亭に行ってきました。上野の不忍池のあたりです。
ここは定休日もなく日曜日でも営業しているのだとか。私が行ったのは平日の夕方だったんですけどね。
ここは江戸時代から続いているお店らしく、元々は和菓子屋さんだったそうです。鰻屋さんに変わっても何十年も繁盛し続ける有名な鰻屋一睡亭。
ここの鰻の何が有名かって、やはり鰻の質がいいことでしょう。静岡県大井川町の伏流水で育った霜降りの鰻をいただくことができるんです。

上野で伝統を守り続ける鰻屋一睡亭

伝統が守られ、季節感のある素晴らしい料理の数々を楽しむことができます。そんな鰻屋一睡亭の門構えはこんな感じ。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

中に入ると席数は120席ほど。上野というと小さくてごちゃごちゃしているお店が多いイメージなので、ここはだいぶ大箱なのではないでしょうか。
どうやら時期によっては2時間待ちの日もあるそうですが、この日は並ばずに入ることができました。
入ってすぐから、店員さんの気遣いがとても心地いです。和菓子屋さんから続く代々の伝統を受け継いでいる雰囲気がプンプン漂っています。
食べる前からワクワク。この時点でもちらほらお客さんが入っていて、2階にも部屋があるようで、私たちは2階に案内されました。
お花見などの時期にはとても混み合いそうなので、そういう時には予約をしたほうがいいでしょうね。
着物を着た女性の店員さんに席に案内されたら、早速ビールを注文しました。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

鰻屋一睡亭で和の雰囲気と季節を感じる

雑居ビルっぽい感じの1階から入ったので、中がこんなに綺麗だとは想像していませんでしたが、細かいところまでよく掃除が行き届いていて美しい店内です。
なんだか旅館っぽい匂いもします。和の雰囲気にゆったりくつろげます。さて、ここで瓶ビールが運ばれてきたので乾杯。
日本酒や焼酎も揃えているようなので、ゆっくりお酒を楽しむこともできそうですね。私たちのお目当てはやはり鰻重だったのですが、その前に単品でも気になるものを注文しました。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

最初に頼んだのはもずく酢。定番ながら美味しいです。安っぽいもずくではなくちゃんとしたものを使っていますね。
鰻以外のメニューもやっつけ仕事ではなく丁寧にこだわっていることがわかります。鰻屋一睡亭は不忍池の麓にあるので、外を眺めながらもずく酢とビールを嗜みながら、癒しの時間にうっとり。
個室もあるので、接待や大事な席にも重宝しそうです。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

鰻だけじゃない!単品メニューもパーフェクトの味

次に頼んだのはお造り。季節感のあるお魚をチョイスしてもらいました。とても綺麗で新鮮な魚を扱っていることがわかります。美味しかったです。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

その後は揚げ出し豆腐をチョイス。品のいい味で私はとても気に入りました。きめこまやかな気配りがされていて、ペロッと食べられちゃいます。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

そしてオススメしたいのは松茸の土瓶蒸し。この時期だけのメニューなのでしょうが、本当にとても美味しかったです。秋の味覚ことはこのこと。
私はつい最近松茸を家で焼いて食べたのですが、どういうわけだかこちらの松茸には敵いませんね。産地の問題というよりも料理人の腕の問題なんですかね。
秋を感じながらホッと落ち着ける美味しさです。この時ふと周りを見渡すと、テーブルは8割程は埋まっています。
夜にかけてたくさんのお客さんが入ってきています。立地もいいし門構えも素敵なので、お客さんも入りやすいのでしょう。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

鰻屋一睡亭の鰻は上品であっさりした関東風の仕上がり

そして待ちに待った鰻重の登場です。70年も伝承されているタレをつかっているという霜降り鰻。ヨダレものです。
上品なお重のフタをゆっくりと開けると、ふわっと鰻のいい匂いがして、びっしりと敷き詰められた鰻が顔を見せます。ご飯の粒もしっかり立っていて最高です。
本当に鰻っていい匂いですよね。この匂いだけでご飯が食べれてしまいそう。お箸を入れると簡単に切れてしまうフワフワさにまた感動。
口に入れると甘めであっさりとした薄味のタレの味がします。こんなにも上品な鰻を今まで私は食べたことがあっただろうか。
蒲焼は少し焦がした感じに焼き上げられていて、そしてさっぱりと食べられる。鰻重というと重たいイメージがあったのだが、ここの鰻重は軽く食べられてしまう。不思議。
好き嫌いが別れそうな味でもあるが、私はこの鰻をとても気に入ってしまった。山椒をふると更に鰻の味が引き立って美味しい。
生きててよかった〜!と感動しながら一口一口を噛み締めます。一緒に出てくる肝吸いと香の物ももちろん美味しく、タレを吸い込んだご飯まで、一粒残らず完食しました。
こんなに上品な関東風鰻を味わえるのは鰻屋一睡亭だけなのではないでしょうか。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

鰻重を堪能した後は、江戸時代の歴史に想いを馳せる

締めにはあずき最中アイス。パリパリで香ばしいですね。元々和菓子屋さんだったというだけあってこだわりが感じられます。
甘さは控えめ。江戸の歴史に想いを馳せてみたりしながら食べるといいかも。アイスも硬さがちょうど良く、最中との相性がバッチリです。
鰻屋一睡亭は毎月メニューが変わり、季節感のある美味しい料理を提供してくれるとのこと。
私も月一のファンになってしまおうか。幸せな時間は一瞬のようでしたが、記憶にビシッと残る素晴らしい名店でした。
上野 鰻 鰻屋一睡亭

ごちそうさまです。

龜屋 一睡亭 (京成上野/うなぎ)
★★★☆☆3.52 ■鰻が有名な日本料理のお店です ■予算(夜):¥5,000~¥5,999

 

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